※単なる私見です。悪しからず。
Xperiaの現状について、少し書き出したくなったのでそうしておこうかなと。
まず前提として。
2010年4月に発売した日本で最初のXperia、「Xperia SO-01B」を発売日に購入して惚れ込んでから、Xperiaのみならずスマートフォン関連のニュースにアンテナを張るようになりました。これまではX10→arc S→Z→Z2→Z5 Premium→XZというように機種を変えてきています。これら以外にも、acro HD、VL、X performanceとかもある程度の時間触ってきてます。
去年は「Xperiaアンバサダー」として、開発機をモニターする、という試みにも参加していました。
もうXperia大好きなギークなわけです。
前提終わり。
では、Xperiaの現状を語る前に、簡単にこれまでの(Androidスマートフォンとしての)Xperiaをまとめておきますか。
Xperiaのこれまでと立ち位置
2010~2011年
日本において初めて本格的にAndroidを普及させたといっても過言ではないXperia。この頃はとにかく「周回遅れ」と揶揄されていました。先行するiPhoneや、同時に走り出した感のあるGalaxyやDesireが、マルチタッチできるのにXperiaはできないとか、Android OSも最新のものではないとか(Nexusも元気だったので特にそんな印象が)、他の会社がデュアルコアCPU!と息巻いているにも関わらずシングルコア搭載だったり。
この頃は今のように半年ごとに製品のメジャーアップデートは行っておらず、GalaxyやiPhoneと同じように1年ごとの更新だったので、余計にそう見られていた節もあると思います。
そんなスペック上では「周回遅れ」だったこの頃のXperia。その一番の魅力はやはり「デザイン」だと思います。いかにもiPhoneをパクったGalaxy(当時の話です)や、やたら無骨なデザインだった(※個人の感想です)REGZA Phoneと違って、青を基調として統一されたソフトや、エレガントな曲線が印象的なハードウェアが他とは違ったカッコよさを演出していました。
2012年
この頃のXperiaは個人的にちょっと元気なかった印象が大きいです。NECなどの国内Androidメーカーの全盛期だったのでそれに押されてることもあったかもしれませんが、ソニー・エリクソンからソニーモバイルに体制がかわったり、いろいろ過渡期だったのかなーと。
ただデザインはとても面白くて、NXで採用された「Floating Prism」とか、半年後にはGXやVLでarcデザインに戻したりとか、いろいろ試行錯誤していた1年だったと思います。
個人的にはarcデザイン最高なんでまたやってほしい・・・。
初めてXperia Zを見たときは衝撃を受けましたね。フルフラットなデザインはiPhoneでもやってたことなんですが、とても大きな画面と、すごく薄く軽くできていたXperia Zはまさに未来のスマートフォンって感じがして、まさに「(ソニーモバイルになって)生まれ変わったXperia」というものの体現でした。
それをそのまま落とし込んだXperia Tablet Z、Xperia Z Ultraなど、この年はとにかく勢いがあった気がします。
Xperiaの現状
すごく率直に今の気持ちを言うと、Xperiaは再び周回遅れになりつつあると思っています。
2012~2013年ごろからXperiaはOSも搭載するSoCも最新のものを使うようになりました。それどころか最新OS一番乗り!ということもあったりして、周回遅れと揶揄されることはなくなったんですね。
採用するデザインは2013年のオムニバランスデザインをずっと踏襲してきました。これまでメーカー各社はSoCやカメラの性能向上、ハードウェアの薄型化、大型化に注力していて、それにはXperiaも十分追随していたと思ってます。オムニバランスデザインは完成度がさらに上がり、最新のXZ1なんかは、もうこれ以上ないってくらい完成されてる感じです。これまではこれでよかった。
ところが、最近になってそうは言ってられなくなりました。デュアルカメラやベゼルレスデザイン、それをさらに推し進めたより縦長で、長方形にこだわらないディスプレイ。「デザインの変革」の大波がスマートフォンメーカーにやってきているのです。
その波にXperiaは乗れているでしょうか?
残念ながら、かつて「デザインの力」で人気を集めたブランドは過去に生み出した「一枚の板」で思考停止状態になっていると思います。「再び周回遅れになる」と言ったのはそこで、Galaxy S8やiPhone Xなどをみると、今のXperiaのデザインがとても古臭いものに見えてきてしまうわけです。
もちろん今のXperiaのデザインにも良いところはたくさんあって、完成度も無茶苦茶高いものになってます。
ただ、ここでまたXperiaには挑戦してほしいのです。決して他社の流れに追随してデュアルカメラやら搭載しろと言っているわけではありません。またワクワクさせてほしいのです。手に持ったときに「何が起こるだろうか?」と期待させてくれるデザインの力が、ソニーモバイルにはあると思います。
そんなXperiaを、来年に期待して待っていようと思います。
おわり
Xperiaの現状について、少し書き出したくなったのでそうしておこうかなと。
まず前提として。
2010年4月に発売した日本で最初のXperia、「Xperia SO-01B」を発売日に購入して惚れ込んでから、Xperiaのみならずスマートフォン関連のニュースにアンテナを張るようになりました。これまではX10→arc S→Z→Z2→Z5 Premium→XZというように機種を変えてきています。これら以外にも、acro HD、VL、X performanceとかもある程度の時間触ってきてます。
去年は「Xperiaアンバサダー」として、開発機をモニターする、という試みにも参加していました。
もうXperia大好きなギークなわけです。
前提終わり。
では、Xperiaの現状を語る前に、簡単にこれまでの(Androidスマートフォンとしての)Xperiaをまとめておきますか。
Xperiaのこれまでと立ち位置
2010~2011年
日本において初めて本格的にAndroidを普及させたといっても過言ではないXperia。この頃はとにかく「周回遅れ」と揶揄されていました。先行するiPhoneや、同時に走り出した感のあるGalaxyやDesireが、マルチタッチできるのにXperiaはできないとか、Android OSも最新のものではないとか(Nexusも元気だったので特にそんな印象が)、他の会社がデュアルコアCPU!と息巻いているにも関わらずシングルコア搭載だったり。
この頃は今のように半年ごとに製品のメジャーアップデートは行っておらず、GalaxyやiPhoneと同じように1年ごとの更新だったので、余計にそう見られていた節もあると思います。
そんなスペック上では「周回遅れ」だったこの頃のXperia。その一番の魅力はやはり「デザイン」だと思います。いかにもiPhoneをパクったGalaxy(当時の話です)や、やたら無骨なデザインだった(※個人の感想です)REGZA Phoneと違って、青を基調として統一されたソフトや、エレガントな曲線が印象的なハードウェアが他とは違ったカッコよさを演出していました。
Xperia arc (2011)
この頃からXperiaの魅力として「デザイン」がとても息づいているわけですね。2012年
この頃のXperiaは個人的にちょっと元気なかった印象が大きいです。NECなどの国内Androidメーカーの全盛期だったのでそれに押されてることもあったかもしれませんが、ソニー・エリクソンからソニーモバイルに体制がかわったり、いろいろ過渡期だったのかなーと。
ただデザインはとても面白くて、NXで採用された「Floating Prism」とか、半年後にはGXやVLでarcデザインに戻したりとか、いろいろ試行錯誤していた1年だったと思います。
個人的にはarcデザイン最高なんでまたやってほしい・・・。
Xperia S (2012)
2013年~初めてXperia Zを見たときは衝撃を受けましたね。フルフラットなデザインはiPhoneでもやってたことなんですが、とても大きな画面と、すごく薄く軽くできていたXperia Zはまさに未来のスマートフォンって感じがして、まさに「(ソニーモバイルになって)生まれ変わったXperia」というものの体現でした。
それをそのまま落とし込んだXperia Tablet Z、Xperia Z Ultraなど、この年はとにかく勢いがあった気がします。
Xperia Z(2013)
Xperia XZ1(2017)
「一枚の板」というデザインコンセプト(オムニバランスデザインといいます)は、そこから少しずつ変わってきたものの、大きくは変わらずにこの2017年までやってきたわけです。— りょうへい@呉鎮守府 (@Ryohei_Kancolle) September 10, 2017
Xperiaの現状
すごく率直に今の気持ちを言うと、Xperiaは再び周回遅れになりつつあると思っています。
2012~2013年ごろからXperiaはOSも搭載するSoCも最新のものを使うようになりました。それどころか最新OS一番乗り!ということもあったりして、周回遅れと揶揄されることはなくなったんですね。
採用するデザインは2013年のオムニバランスデザインをずっと踏襲してきました。これまでメーカー各社はSoCやカメラの性能向上、ハードウェアの薄型化、大型化に注力していて、それにはXperiaも十分追随していたと思ってます。オムニバランスデザインは完成度がさらに上がり、最新のXZ1なんかは、もうこれ以上ないってくらい完成されてる感じです。これまではこれでよかった。
ところが、最近になってそうは言ってられなくなりました。デュアルカメラやベゼルレスデザイン、それをさらに推し進めたより縦長で、長方形にこだわらないディスプレイ。「デザインの変革」の大波がスマートフォンメーカーにやってきているのです。
Galaxy S8(2017)
その波にXperiaは乗れているでしょうか?
残念ながら、かつて「デザインの力」で人気を集めたブランドは過去に生み出した「一枚の板」で思考停止状態になっていると思います。「再び周回遅れになる」と言ったのはそこで、Galaxy S8やiPhone Xなどをみると、今のXperiaのデザインがとても古臭いものに見えてきてしまうわけです。
もちろん今のXperiaのデザインにも良いところはたくさんあって、完成度も無茶苦茶高いものになってます。
ただ、ここでまたXperiaには挑戦してほしいのです。決して他社の流れに追随してデュアルカメラやら搭載しろと言っているわけではありません。またワクワクさせてほしいのです。手に持ったときに「何が起こるだろうか?」と期待させてくれるデザインの力が、ソニーモバイルにはあると思います。
そんなXperiaを、来年に期待して待っていようと思います。
おわり
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