東京は綾瀬の地に24チームが集った「計略杯チーム戦」、皆さまお疲れ様でした!前回の「計略杯」(こちらは個人戦)ではスタッフの一人として参加していましたが、やっぱり見回ってて皆さんがとても楽しそうにサイファを遊んでいたので、今回は普段遊んでいる仲間に声をかけ、チーム「Red Devil Blossom(仮)」として参加しました。ダサいチーム名だ
そこで使ったデッキの紹介と、簡単ではありますが対戦のレポート、参加して思ったことをつらつらと述べていきます。
使用したデッキは、青無ルキナでした。
先に成績を述べておくと、予選決勝トーナメント合わせて1勝4敗。チームは3勝1敗で予選通過、決勝トーナメント1回戦敗退でベスト8でした。この成績だと普段なら即解体で黒歴史に放り込むのですが、すべての試合で後攻だったこと(これは言い訳がましいですが・・・後述します)や、対戦はしませんでしたが他のルキナを組んでいた方とかなり構築が似通っており自信がついたことなどを理由に、公開します。
そこで使ったデッキの紹介と、簡単ではありますが対戦のレポート、参加して思ったことをつらつらと述べていきます。
使用したデッキは、青無ルキナでした。
【断て、絶望の闇を】 | |||
商品名 | |||
メインデッキ | |||
絶望に抗う王女 ルキナ |
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裏剣の聖騎士 ルキナ |
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希望を統べる女王 ルキナ |
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聖痕を持つ王子 クロム |
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正義を貫く王子 クロム |
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英雄志願 シンシア |
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正義の翼 シンシア |
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ヒーローを目指す者 シンシア |
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ウイングド・ジャスティス シンシア |
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小さな少年軍師 マーク(男) |
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時の迷い子 マーク(男) |
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記憶喪失の女の子 マーク(女) |
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聖王の守護騎士 フレデリク |
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教団最強の駒 ??? |
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小さな頑張り屋 ンン |
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未来からの来訪者 ルフレ(女) |
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輝く日輪の王子 シオン |
先に成績を述べておくと、予選決勝トーナメント合わせて1勝4敗。チームは3勝1敗で予選通過、決勝トーナメント1回戦敗退でベスト8でした。この成績だと普段なら即解体で黒歴史に放り込むのですが、すべての試合で後攻だったこと(これは言い訳がましいですが・・・後述します)や、対戦はしませんでしたが他のルキナを組んでいた方とかなり構築が似通っており自信がついたことなどを理由に、公開します。
正直、本当はルキナ3人で出場していたチームのレシピが見たいのですが・・・。そちらもベスト8だったので、残念ながら計略杯公式twitterでのレシピ公開はないようです。
このデッキの背景・基本戦略
ルキナを選択した理由は、キャラクターが好きだからなのですが、前々からもっと早いデッキを組みたいなと思っていました。そこにピッタリなルキナが、つなぎに理想的な3cと一緒に登場したからです。あと安い。
今回のデッキ「断て、絶望の闇を」の基本戦略は、優秀な3cルキナをマリガン基準に、周りのユニットを3cにテンポ良くCCさせて5cルキナを回収しつつ、4cフレデリクを出撃させ相手の主人公を攻撃。最後は低コストのカードを展開し0コストでのルキナCCを狙う・・・。というものです。
キーカード紹介
さて、ひとつずつキーカードを紹介していきます。
ルキナは新弾の2種をオーソドックスに4-4で採用しました。周りのルキナデッキを見る機会はあまりありませんでしたが、けっこうこの枚数での採用は多いのではないでしょうか。
「裏剣の聖騎士 ルキナ」はやはりCCした瞬間から無条件で戦闘力70になれることが非常に魅力的です。早期のCCで顔面への過度な被弾を防ぎつつ、相手の3c主人公にも打点を通していけます。また、「戦い続ける王女」の効果で退避に落ちた「希望を統べる女王 ルキナ」を回収していけます。この効果はこのデッキの基本戦略である「軽いコスト(3c)で周りのユニットをどんどんCCさせる」点と非常にかみあっています。
また、相手の4c主人公より早くCCさせることで、「聖王の守護騎士 フレデリク」を手札から出撃させることができ、決まれば非常に強い圧力をかけることができます。フレデリクは終盤のルキナCC時や周りのCC時にも飛び出すチャンスがあるため、非常に重要なカードになります。
最後は手札に十分な数の5cルキナ(だいたい1~2枚あれば。3枚あれば完璧です)を揃え、低コストユニットといっしょにCCさせ一気に勝利を狙いましょう!
さて、ルキナの周りに登場するカードを紹介していきます。
基本的に選んだ理由としては「CCSで優秀な効果を持っているor打点が出る(支援力が高ければなおよし)」なカードで、かつ3cをメインに選びました。
それは最後の〆のターンに少しでも手札からユニットを出撃させたいためです。なので、3cにCCできて、打点がもてるか優秀な効果を持つユニットを選びました。
クロムはCCさせるカードを揃えるための「運命の紋章」狙いで、8弾の「聖痕を持つ王子 クロム」と、やっかいな後衛ユニットや逃げた主人公を撃破するべく、貴重な押し込みが可能な「正義を貫く王子 クロム」を採用しました。
クロムは1弾の「イーリス聖王国の王子 クロム」のほうが殴る要員としては優秀(横から出せばその時点で50点、ついでに英雄紋章)で、そこは好みといったところです。僕は運命の紋章狙いでこちらを採用です。
支援力が高く、かつ打点を出せる・・・ということで目をつけたのが「正義の翼 シンシア」。このカードはたびたび採用しており、実際に80受けが可能な相手の主人公にもパンチを通せており、貴重な打点となりました。このカードマジで好き。
新弾の「ウイングド・ジャスティス シンシア」は4cではあるのですが、やはり後衛を引っ張りつつ、絆をつかって確実にパンチを通せるので、サブ的に採用しました。結果的にシンシアの枚数が12枚となっており、かなり多い数字です。最初はジェローム上下などにバラしていたのですが、結果的に出撃させるユニットの種類を削ることで、だいぶ扱いやすくなりました。
さて、新弾の「時の迷い子 マーク(男)」も非常に優秀なカードでした。CCさせると射程が伸びる上、CCボーナスのドローですでに70打点になります。また、少々限定的ではありますが、貴重なドローソースになります。1cも運命の紋章を備えており、上下ともにとても噛み合ったカードになります。まさに様々な状況で活躍できる、このデッキでは最優秀3cカードでした。
ルキナをCCさせる〆のターンにぜひ出撃させたいカードが「記憶喪失の女の子 マーク(女)」です。このカードは2cなので紋章はついていませんが、40点から確実に相手の後衛ユニットを狙えるだけでなく、自分のスキルで60点にもなり、また他の味方をCCさせると後衛の敵を引っ張ることができます。低コスト、後衛ひっぱり、高打点、射程持ちというこれまた非常にマルチな活躍ができるカードになっています。
〆のターンに出撃させたいカードといえば、新弾で登場した「未来からの来訪者 ルフレ(女)」です。こちらも飛び出しを狙えるため、フレデリクと同じく最後の枚数合わせにぴったりのカードです。手札に来てしまったときは運命の紋章でデッキトップにおいてしまうか、3cルキナの「戦い続ける王女」の効果でルキナと交換できたりもします。正直もう少し採用したかった(2枚くらい?)のですが、予算の関係上1枚だけになりました。2日前にパックで当てたなんて言えない。もう1枚くらいいれたかったですね・・・。
正直、あとのカードはあまり語るところはなく。入れ替えても、このデッキの軸はぶれないところかなと思います。お好みでどうぞ。
大会レポ
私は先鋒として参加。
1回戦はルフレ女と対戦。
後攻。序盤からルキナCC、フレデリク出撃のムーブからオーブを割っていくも、オーブの中身がほとんど回避札だったらしく、あと2枚から急に割れなくなる。攻めあぐねているうちにお相手がオボロなどをどんどん出撃させ、処理が間に合わなくなってしまう。80受けのオボロを苦労して撃破するも手札には回避札をガメられており敗北。
チームは1-2で敗北。
2回戦はチキと対戦。
後攻。ジェニー着地までに倒せるかが勝敗を分ける格好で、「???」をあわせて1ターン伸ばさせるも〆きれず敗北。ふたたびフレデリクで圧力をかけていたのですが、うーんこれも先攻だったらなあと思ってしまう。これについては後述します。
チームは2-1で勝利。
3回戦はカムイ女と対戦。
後攻。3c→6cに乗っていくタイプで、再びルキナCCからのフレデリクなどで一気に詰め、相手もオーブを割ってくれたので継続的に攻めるも、締めのターンの支援失敗が響き敗北。先攻だったら(ry
チームは2-1で勝利。
この時点で3敗しておりメンタルがやばい。
4回戦は樹と対戦。
後攻の上に手札に3cもフレデリクもおらず、目の前が真っ暗になるも、なんとか3cだけは手札に引き込む。相手は事故っていて最後までCCできなかったが、脇クロムのCCがあり普通に90点から殴ってくる。ただ受けは50点の場面が多かったためオーブを割り切り、相手の主人公(下級)が90受け(!?)になったタイミングでこちらもルキナ2回CCで脇を70パンプさせ、なんとか勝利。
チームは2-1で勝利し、3勝1敗で予選5位タイで決勝トーナメントへ。
ちなみにこの時下した相手がなんと2勝2敗で決勝トーナメントに進出し、お互いに健闘を誓い合う。優しい世界。
決勝トーナメント1回戦はエリーゼと対戦。
事前にエリーゼを相手することはわかっていたため、ぶん回さないと勝てない相手だと悟る。しかし無情の後攻。手札にフレデリクは来ず、なけなしの手駒で頑張るも間に合わず、ハンデスで力尽きる。
チームは0-3で敗北。
結果は個人1-4、チームは3-1でベスト8。
反省点
後攻のときどう動くか。うまくいかないときどうするか。これに尽きる大会でした。このデッキは僕が組んだ中ではかなりアグレッシブなほうで、実際先攻をとったときは一気呵成に相手のオーブを割り、そのまま勝利することができていました(事前のショップ大会など)。ただ、後攻になったときどうするか、ほとんど検討できていませんでした。
結局、計略杯では後攻になり相手を詰めきれず、リソースを全て使い切り敗北するケースがほとんどで、これ顔面殴るの間に合ってないな、といつ判断して脇処理に移行するかがとても下手だったと思います。大会終了後の「バトルラッシュ」でも後攻ばかりでほとんど負けてしまいました。先攻とった試合は勝っているので、やはりそこなんだと思います。
チームに目を向けると、大将のgomaさんも同じく全試合で後攻でしたが、それでも予選は全勝していました。「先攻さえとれれば」と本人も思っていたはず(使った主人公はマーク(女)で、やはりアグロタイプ)ですが、gomaさんは勝ち、僕は負けている。そこにとてもとても大きな差を感じました。
「先攻じゃないと勝てないデッキになっている」とは思わないので、やはり先攻のときの成功体験が、同じことができれば(後攻でも)勝てるんだと思わせてしまったんだと思います。チキ、カムイ女、エリーゼとコントロールデッキばかりにあたったのも原因かもしれません。
とても勉強になった大会だったし、自分が1-3の体たらくにもかかわらず決勝トーナメントまで連れて行ってくれた大将のgomaさんと、中堅の似鳥ちゃんには感謝しかありません。顔面道はかくもけわしい道なのですね。
また、対戦してくれた皆様、運営の方々に改めて感謝して、大会の反省を終えようと思うのです。
ポエム
以下つらつらと。
- 結果は正直散々だったんだけど、このデッキ自体はすごく気に入ってます。
3c主体のテンポ良い動きや、CCという行動が勝利に繋がっていて、運命紋章でハンド整えながら、CCすればするほど嬉しくて。最後の全体超パンプからの動きなどは本当に遊んでて楽しいです。
以前、樹のデッキを組んだ際に、かなりTCGがうまい友人から褒められまして。「このデッキはいいと思う。勝ち筋がはっきりしている」と。
恥ずかしながら、自分がデッキを組むときはいつも「この動きおもしろいね」ってばかりで、それをどう勝ち筋につなげるのか?という視点が欠落することが多く、このブログに載っけるのもはばかられるレベルの紙束を量産することが最近続いていて。このデッキは久しぶりのCSに出るんだから、と新弾発売から2週間弱でしたが頑張って考えて、勝ち筋までしっかり見えたデッキになっていたと思います。友人たちに相談しまくっただからこそプレイングが伴っていれば・・・。 - もうひとつ。前回の計略杯を手伝っているさなか、スタッフKと話していたことがありまして。
「うまい人っていつも勝ってるよな(語彙力)。(デッキレシピを見ながら)同じようなカードを採用しているのに、何が違うのだろう。どのように考えて行動しているのだろうね」
前回の計略杯でも、例えば、同じようなマルスを使って勝っている人負けている人がいて、もちろん事故とかもあったろうけども、やはりうまい人はそれなりの結果を出し続けている。彼らとの差はどこにあるんだろうか?もちろん”プレイング”なのでしょうが、その言葉でまとめるのは少々乱暴すぎるような。
ぶっちゃけるとノウハウなので、トッププレイヤーは戦法を公開しろ!というわけではないですが、「○○という状況で私は△△のように考え、××した」というような話はあまりネットに公開されていません。でも、話してみると皆さん秘密主義というわけでは決してありません。ショップ大会などで質問すると答えてくれる方がほとんどです。どうして解離しているのだろう?
これは、個人のブログを開設するのに敷居の高さを感じていたり、本人があまり価値のない情報だと謙遜している(そんなことないのに!)のかなあ、と思っています。twitterはまとまった考えを投稿するのには不向きですからね。最近は遊々亭のようなプラットフォームが整備されつつあり、個人のブログを持たずとも、実力者の解説が見られやすくなっています。これはとても良いことだと思います。
私は実力者とはとても言えませんが、こうして文章を書いて、みんなに見てもらうのは好きですし、何より「へぇー、コイツはこう考えてルキナを組んだのか。わかってねえな俺ならこうする!」みたいに、ようするに叩き台、踏み台にしてもらえたらとても嬉しいです。更に言えば、それを踏まえてレシピやプレイングのコツをネットに公開してもらえたらもっと嬉しいです。
「自分はうまくないから・・・」とか、「みんな使ってるデッキだし・・・」で足踏みする気持ちもわかりますが、それでもいいんです。読んだ人それぞれに刺さるポイントは違うはずですし、どこかにオリジナリティがあるはずですから。
そして、これがFEサイファを盛り上げることに、少しでもつながればいいな・・・と思ってます。これはCSを主催できるような顔が広いわけでもない、飛び抜けた実力があるわけでもない、単なる一プレイヤーの小さな、それでも僕ができる精一杯の取り組みです。
さて、次は以前紹介したN/HN主杯、今度は3c 60/10主杯になりそうです。大きなルール改正も行われて、あの謎のゆるさが魅力的な戦いが、また!
同続報は、また後日!
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